(伊丹市男女共同参画センター ここいろ情報誌、読み応えあります。ぜひご一読を!)
久しぶりに、「NPO法人 女性と仕事研究所」の金谷さんの講演を
伊丹市男女共同参画センター「ここいろ」でお聞きしました。
「男女共同参画は、労働の問題」であると気づかせてくださった方です。
伊丹市の市民意識調査で、一般的に女性が仕事を持つことについて、
1)子どもができるまでは仕事を持つ方がいい
伊丹市 8.6% 全国 11.7%
2)ずっと仕事を続けるのがよい
伊丹市 28.2% 全国 44.8%
3)子どもができたら仕事をやめ、大きくなったら再び仕事を持つのがよい
伊丹市 43.2% 全国 31.5%
(平成27年度 男女共同参画に関する市民意識調査結果より)
働き続けるより育児優先、の伊丹市の市民性が見られます。
途中で辞めてしまったら、同じ条件で働くのはかなり難しい。
女性の生涯賃金について、こんなデータがあります。
①正社員で働き、産休育休を取って定年まで働く 2億3千万円
②正社員で働き、2児出産後退職し、その後パートで働く 6,100万円
モチロン、働き続けるのももっとしんどいかもしれませんが。
でも、働き続ける方がいいに決まってる。
誰かに食わせてもらうより、自分の食い扶持は自分で稼ぎたい。
国の経済から見ても、女性が働くことはGDPを引き上げることになりますよ。
女性が働きやすい職場とは、働き続けられる環境整備とは?
を中心に、お話くださいました。
NPOや中小企業にこそ女性の活躍の場がある、というお話もありました。
ある時期そうだったかもしれませんが、
女性だからNPO、中小というのも、違うんじゃないかな。
男性だって、結婚して子どもができたら家庭優先でパートで働くというのもいい、
女性だって、大企業のトップや政治のトップを目指したっていい。
その時に、〇性だから、という理由でチャレンジできないのは、社会的損失。
誰もが働きやすい会社や企業のヒントがNPOや中小にある、とは思います。