伊丹まちづくり会議の初期からご参加いただいている、八尾市の方々のご招待をいただいて、昨日は八尾市探索まち歩き&交流会に参加させていただきました。八尾市は大阪市の西に位置し、人口27万人、面積41.7平方キロメートルの市です。東大阪と並んで、工業都市で、昨年の工業製品の売り上げは大阪府内で第3位、有名な東大阪の「まいど1号」の部品の多くも、ここ八尾市でつくられているとの説明を受けました。
まちの中心は、近鉄八尾駅周辺で、大手銀行がビルを連ね、市内を走る近鉄バスも、ここを始点としています。駅の構内には、八尾市産の「モノ」を集めた、小さなギャラリーがあり、八尾といえば、歯ブラシだったなあ!なんて一人で納得していました。
かつての八尾市の中心は、高架化になる前の近鉄八尾市駅前にあり、そこからもっと以前に形成されていた寺内町の商店街へと続く大規模アーケード街にはたくさんの店が軒を連ねていたそうです。現在はといえば、日曜日にもかかわらず、ご覧の通りの人出となっておりました。
ここの商店街の中にも、マンションが建ち始めているとのこと。お商売をされていた方が、代替わりで廃業すると、店舗はマンションに変わることが多くあります。商業地域は容積率が高い上に、駅近という立地の良さから、マンションの需要は高く、お店屋さんに売るより、マンション業者に売ったほうが、高くうれるのです。
自分のまちを離れて違うまちを歩くのは、とても新鮮です。お店の看板が、店先の商品が、肉屋さんのコロッケが、特別すてきなものに見えてきます。自分の住んでいるまちは、あまりに慣れすぎていて、いいものがあっても見つけにくいようです。たまに、他のまちに行って、戻ってきて自分のまちを見ると、これまた新鮮に映るから不思議です。まち歩きの醍醐味は、自分のまちの再発見に尽きますね。
まち歩きのあとは、八尾市の大衆酒場で懇親会。八尾市の濃い~メンバーと、まちづくりとはなんぞや、みたいな話で盛り上がりました。そして、伊丹っていいまちなんですよ、是非次回は伊丹のまち歩きをしましょう、ってことになりました。