昨年12月24日に「市立伊丹病院検討特別委員会」が開催され、
統合してできる新病院の診療機能と施設整備の基本的な案が示されました。
詳しくは、伊丹市のHP地域医療体制整備推進班のページをご覧ください。
URLを貼り付けます。
http://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/TIKI_IRYO/sisetuseibikeikaku/1609144136197.html
大まかに説明すると、
診療科は今の近畿中央病院と市立伊丹病院の診療科を引き継ぐ。
5疾病(ガン・脳血管疾患・心血管疾患・糖尿病・精神疾患)への対応を始め、
伊丹市で高度で専門的医療を提供できるよう、センター化を進めていく。
下のようなセンターを検討している、ということでした。
敷地における病院のレイアウトと各階の配置は、次のように考えられています。
もっとも、基本計画はこれからなのであくまでも、ラフ案ということで。
線で囲まれているところが新しい病院の敷地になります。
松風園、桃寿園がある場所も病院の敷地になります。
(2園は移転することになります)
また、R171沿いの薬局がある部分は、
左上の白い部分の代替地と交換します。
気になるバスのアクセスですが、病院敷地内までバスが入れるスペースは確保、
後は市バスとの交渉になるということでした。
2Fが外来になります(1Fは救急)。
検査室もすべてこの階に集め、今のように2Fで受診、1Fで検査という、
不便が無くなります。
3Fは手術と集中治療室となります。
4Fから7Fは入院病棟。
ナースステーションを井桁の真ん中に配置し、
病室に最短距離で行けるレイアウトだそうです。
屋上にはヘリポートを設置しますが、
災害医療に対応するもので、自前でヘリを持つわけではありません。
気になる、近畿中央病院の後の医療機関の件ですが、
あくまでも土地は学校共済組合の所有のものであり、
市が売却についてあれこれ指示できるものではありません
(市が土地を買い取り、第2市立病院を建てるなら話は別ですが、
そんなことをすれば、伊丹市はたちまち破綻してしまいます)。
統合検討委員会では、伊丹市内で回復期病床が不足しているのなら、
民間の医療機関を誘致を検討していきたい、という意見が出たそうです。
南部で医療機関が本当に不足していて、
そのニーズに対応できる民間医療機関が開院してくださるのなら、
近畿中央病院の跡地にこだわらなくてもいいのかな、とも思います。
この案は、パブリックコメントを求めるものではなく、
あくまでも基本計画の前段階のラフ案ということです。
詳しくは、市のHPでゆっくりとご覧ください。
これを基にして、市民の皆さんからご意見をいただくために、
1月末から2月にかけて「市民ワークショップ」を開催する予定、
とのことですが、年初から新型コロナの感染拡大がみられるので、
変更がある可能性が大きいと考えています。
ビッグプロジェクトであるのと、医療と言う専門的なお話になりますので、
ほんの一部しかご紹介できておりません。
詳しくは、ばんこの市政報告会でも取り上げたいと思います。