(小樽駅、東京駅と同じ辰野金吾のデザインによる)
小樽市は、かつては北のマンチェスターと呼ばれるほどに経済の中心でしたが、
現在では、人口は最大の頃の約半分に、年間2000人ずつ減少しているとのこと。
2.小樽市の視察項目
インバウンド対策について
<担当課から>
北海道は、国内だけでなく海外からの観光客が増えていますが、
リゾート地のニセコ町と違って、日帰りかつ東南アジアからの観光客が大半を占める。
海外からの観光客にどうアピールするか、どう滞在してもらうか、苦心している。
観光客は増加しているが(人数として)、経済波及効果は測定していない。
<取り組み>
映画やドラマなどの撮影に利用されることが多く、市のアピールに一役買っている。
市外の若者が積極的に提案してくれるので、広くアイデアを募るようにしている。
観光地図、飲食店メニューなどは、英語、韓国語、中国語、ロシア語で準備。
今までにある「景観」や「景観建築物」だけを売り物にするのではなく、
そこを利用することでこそ価値がある「イベント」を企画している。
まず、現状はどうなっているのか、観光ボランティアさんによるアンケートを実施し、
聞き取り調査とアンケート用紙を配置しての調査と2通りで、5000サンプルを集める。
この数が、まず凄いと思います。ボランティアさんや市の観光にかける本気度が見えます。
アンケートを送りつけて回答を待つ、のではなく、積極的に語りかけて答えてもらう。
面接アンケートなので、すこし盛ってある回答もあったかもしれませんが、
アンケートを担当した方が、「感じる」部分もあったと思います。
9月議会でも、「観光」「インバウンド」という質問が相次ぎましたが、
時流にのった思いつきでは、成果を得ることはむずかしいでしょう。
向日市の「激辛商店街」のように、今までにないもので人を呼び込むこともできます。
観光資源がないから、と諦めることなく、観光を作っていけばいいのです。
あるいは、誰かが「伊丹市のここは凄い!」と発信してくれるのを待つのもありかと。
22日にも「伊丹まちなかバル」が開催されます。
これも伊丹市の凄いところだと思います。
駅周辺だけで盛り上がるのではなく、そこから市内全体に広がっていく、
市外にも世界にも発信していく、ことのお手伝いができるよう、頑張ります。
歴史的建造物の1つである、小樽市役所。議場はかつての公会堂で、舞台の上に議長席があります。
昭和8年の建設で、現在88歳ということです。