今週の月・火と総務政策常任委員会で、北海道のニセコ町と小樽市を視察しました。
(10月にしては異常な暖かさ、駅前はハロウィンの飾りが目を引きました)
1.ニセコ町の視察項目
わかりやすい予算書について
ニセコ町の予算書は、町民の皆さんに分かり易く作られていて、全戸配布をされているとの事。
町民以外には有償で配布されているので、ネットでの紹介は一部しかしておられません。
<担当からの説明>
どのような事業を町がおこなっているか知ってもらう事が必要。
事業の財源についても知っていただくことで、町の財政に関心を持ってもらう。
各戸に紙の本として配布するので、便利帳の様な役割も果たしている。
言いまわしや地図も極力行政用語を使わないようにしている。
<効果としては>
町政がどのような方向に向いているか分かってもらえる(予算配分など)
電子データで欲しいと言う声があるが、紙の本で配ることで、全体を見てもらえる
町議も決算、予算で利用している
町民懇談会で利用される
情報の開示がすすんだ
などの効果があるということでした。
印象的だったのは、町の情報は町民の皆さんからお預かりしたもので、
個人名などを除けば、すべて開示できるようにしている、という姿勢です。
人口5000人の小さな町だからできることかもしれませんが、
その姿勢は伊丹市でも見習うべきだと思います。
分かり易い予算書を伊丹市で作成するとなると、
事業がニセコ町の8倍近くにも上りますので、すべてを網羅することは不可能です。
総合計画に沿った事業の代表的なもの、その年度の新規事業、などを
ピックアップしてお示しすることは可能です。
あるいは、行政に任せずに議員が作成することもありだと思います。
来年度以降の課題として、取りくんでい参ります。