(赤いところにラックを設置、実線にはフェンスが建設される。黄色い丸は、激突防止のためのバリケード、その結果、自転車が通れる歩道幅は2.5メートルとなる。横断歩道には、エル字を描いて向かうことになり、危険ではないか、という意見が出た)
先日、路上駐輪ラックのことをお知らせいたしましたが、何人かの方から、JR伊丹駅西側のスロープ下のラックは危ないのではないか?という声をいただきました。さっそく担当課とお話をしましたが、当初は、地元代表の了解を得ているので変更は無い、ということでした。しかし、私だけでなく、他の会派の議員からも、安全の検証ができていないことや、地元はもとより利用者の声を聞くことが必要ではないか、という声が出ました。そこで、安全の検証やアンケートなどで利用者の声を聞くことなどを求める、「付帯決議」を私が出すことでまとまり、事務局も交え準備にかかりました。
月曜日に行われた議案質疑では、3名の議員からこの件に対して質疑があり、市も態度が軟化してきました。それでも、言質をとることが必要だと思われたので、本会議の質疑が終わってから、付帯決議の案を作成し、賛成してくれる会派を中心にすべての委員に配布し、最終これでいこう、となりました。ところが、委員会の直前になって、他の会派間で色々な動きがあり、結局、私からの提案は無し、私の文案もそのままではなく、訂正したものを使うと決まったと、報告を受けました。そうすることが、私が提案するよりも行政に対して効果的だからと言われ、「実」を取ることの方が大事、と同意することとしました。
昨日の委員会で付帯決議の動議が出され、ラック設置のためのフェンスの建設については、実証実験をして安全かどうか確認すること、地元や利用者に意見を求めること、景観に配慮すること、計画の修正、設置後の撤去もありうる、という約束を取り付けることができました。
私としては、時間はかかるけれど、「市が自転車を止めさせてくれない」ではなく、「駅前の美観や誰もが安全に通行できるように、みんなで止めないようにしよう」という市民意識が醸成されるような、根本的な自転車施策を真剣に考える必要があると思います。これを、代表質問の1つにするつもりです。