今日、7年数か月ぶりに1ドル118円という円安になりました。この30数年のレートの動きは、下のグラフのようになっています。
もっと短いスパンで見てみると、最高の円高は、東日本大震災の後だということが分かります。
円安誘導策をとって輸出企業を元気にすると言った安倍政権発足の2012年12月からは、100円前後で推移しています。
最近の傾向はというと、さらに円安が進んで、120円まで行きそうな勢いです。ちょっとグラフが見にくくて申し訳ないのですが、一番左端の日付は8月29日、一番右端の日付は今日、11月20日です。10月31日の日銀の追加金融緩和の影響が非常に大きくて、次にマーケットが開いた11月4日には、前日比4円39銭の円安ドル高となりました。
日本は、資源国ではありませんから、食料品をはじめ輸入に頼っています。私たちが食べるパンやコーヒーやアイスクリームの値上げも発表されています。原油価格の下落で少し安くなったガソリンですが、こちらも円安の影響を受けてまた値上がりするかもしれません。
円安で物価がさらに上がれば、ますます家計を引き締めなければならなくなりますね。
ホクホクなのは、誰でしょう?