先週のことになりますが、
宝塚市議会70周年記念シンポジウムにお邪魔して、
野田聖子さんのお話を聞いてきました。
今年、宝塚市は、市制70周年だそうで、市議会も同じ。
おめでとうございます!
そのシンポジウムに自民党の衆議院議員をお招きされるとは、
ちょっとびっくりでしたが、
女性議員比率が50%を超えた宝塚市ですから、
女性の議員に来ていただきたかったのでしょう。
私も、野田聖子さんは一度お話しを聞いてみたい、
と思っておりましたので、いい機会に恵まれました。
さすがに衆議院選挙連続10回当選されるだけあって、
お話しがとても上手でした。
初立候補の時は、「男のように働け」
その後は「女として」の実績が必要と言われたこと。
自分は女性のロールモデルとして、女でも大丈夫と
思ってもらう役目だと思っている、には、そうなんだ。
ジェンダーフリーは、女性の人権を擁護する運動のように
思っている人がいるけれども、男女平等は道徳だと思う、
とお話しされたところは、一部同感。
男女平等は、道徳というよりも、経済だと、私は思います。
「女性の役割・立場」は時のニーズに振り回される傾向がありますが、
日本が経済復興を目指すのなら、女性活躍は無くてはならない、
とも私は思っています。
世界では、ジェンダー投資が求められている、
女性管理職の割合が少ない企業は信頼されない、
ということも起きているそうです。
男だ女だということが、すでに古い、ジェンダーバイアスだ!
という人がいますが、
まだまだ「ガラスの天井」は存在している、
強い人には道はあるけれど、弱い人には相変わらず壁が存在する、
とお話しされました。
伊丹市議会は女性議員比率が25%です。
50%を超えたら何が変わるのか?と問われても、
明確には答えられませんが、
少なくとも、「政治はおっさんのもの」という
イメージからは遠ざかるかな。