ナイターレースを視察。終わるのが夜の9時頃。
ミッドナイトレースは、11時頃終わる。
ナイターを取り入れてから売り上げが急増だそうです。
スケボーパーク。青年たちが練習していました。
土日には、たくさんの若者で賑わうそうです。
エアコンも完備しています。正式な施設ではないために
大会は開かれませんが、練習や予選などに使われています。
大村市は、日本初のボートレース開催市です。
その歴史を展示した資料館が併設されています。
今年の都市企業常任委員会の視察で
大村市に競艇事業、佐世保市にpark-PFI事業を対象とし、
7月9、10日の一泊二日で行ってまいりました。
大村市と伊丹市は姉妹都市で、
競艇と飛行場が結ぶ縁です。
大村市は、伊丹市と違って競艇場を持ち、
年間200日のボートレースを開催しています。
年間売り上げが1800億円を超え、
一般会計への繰り出しは、令和5年度は
150億円にも上るそうです。
競艇で繰り入れられた財源は
公共施設や公共インフラの新設に使われています。
ボートレース場には、
スケボー広場、ボルダリングスペース、フリースペースなどがあり、
売り上げが若い市民にも還元されていることに感心。
伊丹市は、尼崎ボートレース場を(尼崎市から)借りて、
レースを年56日開催しているのみなので、
売り上げ、収益、一般会計への繰り出し金は、
大村市の比較にもなりません。
大村市は、かつては競艇からの多額の繰入金が当たり前で、
一般会計が依存しすぎている時期もあったそうで、
いまでは、基金を設けてそこに積み、
経常経費とはならない、公共施設のハード整備に計画的に
使うようにしているということでした。
また、競艇事業で行った整備には、
「ターンマーク坊や」という協定のマスコットを付けて、
競艇の利益が財源ということがわかるようにしています。
そこは、いろいろと意見があったようですが、
公営競争も公共事業であることを理解していただきたい、
という思いが見えました。
佐世保市では、
老朽化した施設をもつ大きな公園を、
地元企業が中心になったSPC(特定目的会社)に、
自由度のある公園事業・運営をさせる仕組みを視察しました。
またこれも色々と意見があったそうですが、
人口が減少していく今、公務員のみの運営も不可能、
建て替え、新設なども無理。
いかに民間活力を生かしていくか、が課題です。
一方で、公的な施設で民間企業に金儲けさせている、
という声もあったそうですが、
SPC(特定目的会社)が得た利益は、
管理している施設の事業にあてることになっているので、
私企業が私腹を肥やすことにはならないとか。