(市役所ロビーのいけばなも秋の装いです)
教職員の激務と働き方改革が叫ばれる中、
非常に興味深い質問がありました。
教職員組合出身の議員さんの質問ですから、
伊丹市内の教職員の皆さんの声を代表するものと考えられます。
1.中学校給食で、アレルギー対応を教員が行うのは負担
教員には忙しく安全・確実な対応ができない
2.通学路の安全確保に教職員を動員しないで欲しい
通学路の安全確保は基本的には学校以外が担う業務と国も示している
3.PTAなど任意団体との関わり方を考え直すべき
7月12月の市内一斉パトロールは、学期末ということもあって、負担
連Pとの互例会への出席も負担
教職員の仕事は、授業に尽きる。
教科書だけでは足りず、自作教材などの準備する必要がある。
教職員本来の仕事ができるようにすべきだ。
以上の点で教育委員会の見解を問う。
と言うものでした。
素晴らしい!
地域活動にも、学校の教職員の協力が求められるシーンは多いです。
授業以外のことはやりたくない、そう思っていても、
口にだして言うことがはばかられる雰囲気があります。
私も教職員には、授業をしっかりと行ってもらいたい、
児童生徒に確かな学力をつけて欲しい、と思っています。
多様な家庭、家庭の格差が広がる中、
家庭学習が大切と言わず、学校でしっかりと教えるべきだと思います。
この勇気ある発言に拍手を送ります。
教育委員会の答弁は、
通学路の安全確保には、スクールガードリーダーなどを利用し、
地域力を高めていく。
連Pとの互例会は今年度から廃止。
他の事業も学校運営の視点に立って見直していく。
すべてを地域になげられるのも困ります。
地域・保護者もそれぞれ仕事を持ちながら、学校行事に協力しています。
この教職員の本音をきっかけに、学校運営と地域・保護者の関わり方も
見直していかれることを願います。
そうなると、今進めている「コミュニティスクール」は
どうなるのでしょうか。