珍しく、伊丹市の話題が2つとりあげられていましたが、
どちらも喜ばしいニュースではありませんでした。
1つは、午後6時半からと8時45分からのニュースで、
私も一般質問で取り上げた「ながら自転車の人身事故」について。
被害に遭われた男性のご家族が、取材に応じておられました。
前をよく見ていたら、こんなことにはならなかった、
こんな辛い思いをもう誰にもして欲しくないから、
自転車の安全運転には、特に特に気をつけて、と言う言葉には、
悲しみと悔しさが滲み出ていました。
ベッドに横たわる男性の姿に、私も涙が出ました。
もう一つは、7時半からの番組。
テーマはふるさと創生の1億円を無駄に使った公共施設のはずが、
アートの受難ということも取り上げていて、
その中で伊丹市の「白鳥の泉」がピックアップされていました。
それは、市役所前にあった巨大彫刻。
昨年の大阪北部地震のあと、耐震性が無いことが分かり、
周辺は立ち入り禁止になっていました。
移転や耐震補強も考えたそうですが、
費用が莫大にかかること(見積は6千万円)もあり、
また、新庁舎の建設場所にあたるために、撤去したものです。
モチロン、市議会にも報告がありましたし、
作者にも理解をお願いをしたと聞いています。
「はい、どうぞ」とはいかなかったそうですが。
番組では、怒る作者さんの映像もありました。
造るときにも数千万円の税金が使われています。
それを壊すのか、芸術家の作品を冒とくしている、
という意見はあるかもしれません。
残せるものなら、残したかったのは、誰しも思ったところ。
破壊された様子も映し出され、
「ええ~っ!こわしちゃったんですか!」
という、出演者のコメントはちょっと不快でした。
いいことで取り上げられたいですね。