お盆ウィークの後半に帰省して、高校の同窓会に出席しました。
私は、三重県立四日市南高等学校17期生になります。
今回は還暦同窓会。
自慢するわけではないのですが、県下でも有数の進学校でした。
当時(1977年)の大学(短大を含む)進学率の全国平均は、
男子39.6%、女子12.6%でしたが、
私の学年360人中350人程度が進学(浪人含む)でしたので、
進学率は97%程度でしょうか。
還暦といえば60歳。
会社勤めなら定年間際というところで、
男子はそれなりの企業のそれなりのポジションにいる人が多くいました。
一方女子は、教員や公務員といった職に就いている人は働き続けていますが、
一般企業に就職して働き続けている人は皆無に等しい状況でした。
「今どうしてるん?」という問いには、
「○○に就職して職場で知り合った人と結婚したので、ことぶき退社。
その後は、ダンナが忙しかったから子育てやら家のことやって、今はパート」
という返答ばかり。
かく言う私も、結婚に伴う転居のために仕事をやめているので
「ことぶき退社」でした。
ただ「貿易」畑を渡り歩いていたので、
ある意味「キャリア」は積んできたのかもしれません。
2018年の女子の進学率は50.1%。
それよりもはるかに高い進学率の学校で、
男子同様勉強が良くでき、進学し、就職したにも関わらず、
続けることができなかったのは、時代とは言え残念です。
女子も男子も同じ教育を受けているということは、
教育にかける投資額は女子も男子も同じということ。
それを、女性だから、子どもがいるから、という理由で
社会や企業が生かさないのは、経済理論から言えばあり得ない。
ことぶき退社をした女子たちも、
あの頃はそういう時代だった、
今なら絶対辞めない、と断言していました。