先週に引き続き、視察に行ってまいりました。
現在進行中の庁舎の建て替え、公共施設の統廃合、総合計画について、
議会質問に反映できるよう、他市の事例を学んできました。
藤沢市は、人口が伊丹市の2倍強。
人口が増え続けている点で伊丹市と似ています。
新庁舎の竣工は今年の1月。直近の事例となります。
面積は伊丹市が計画している量の1.5倍。
人口比と市役所の面積比は必ずしも比例するとは限りません。
(本会議場、天井の格子は市の花である藤棚をイメージしたもの)
議会棟関連施設は、本会議場、委員会室ともに、市民スペースと隣り合っていて、
会議開催中は自由に傍聴できるようになっています。
休憩スペースでは、学生さんや市民の方が勉強をしたり談笑をしたり、
その傍に会議中継用のモニターがあって、議会が身近にあります。
市民の代表である議員の会議ですから、誰でも気軽に覗けるのがいいですね。
(ちょっと見にくいですが、このガラスの中が本会議場。ブルーのカーペットの廊下は市民の方が自由に歩けます。)
浜松市では、公共施設の統廃合について。
12市町が合併をし、巨大な市(面積約1,560㎢、人口約80万人)となり、
同じ機能の施設をたくさん持つこととなりました(全施設数約2,000)。
合併元のそれぞれの市町の意見はいろいろあったものの、
市の財政健全化を憂う市内経済界からの強い意見もあり、
取り組まなければ浜松市の将来はない、と進めたそうです。
数としては全体の20%、延べ床面積では10%の削減を実施。
インフラ(水道管、下水道管、道路、橋など)を含め、
今後老朽化する施設にどう対応していくか、が今後の課題だとか。
伊丹市は計画を作ったばかりで、まだ第1段階にも踏み込めていません。
中学校給食センターや新庁舎の建設で、逆に増えています。
計画では延床面積を10%以上削減するとしていますが、
どの施設を廃止するのかはこれから検討することになります。