伊丹空港での航空機災害対応訓練は、主催は関西エアポート株式会社、
伊丹市・池田市・豊中市の消防が主体となって開催されます。
今年は伊丹市の当番年となっておりましたので、
議会からは、林議員、川井田議員、そして高塚の3人が視察で参加しました。
訓練は、着陸した航空機が滑走路上で擱座(かくざ)、火災が発生、
乗客が機内に取り残され、多数の負傷者が出たと想定して行われました。
速やかな消火、救助、災害医療活動(トリアージ、救急車・ヘリ搬送など)の訓練と、
その活動がそれぞれの役割分担の下、
相互連携して適切に行われることを確認するものです。
航空機災害は大規模になることが想定されるため、
訓練には、3市以外の周辺市(宝塚、川西、大阪など)や病院、自衛隊など
55の機関の約600人が訓練に参加しました。
伊丹市からは、伊丹市医師会准看護高等専修学校の生徒さんが
乗客の負傷者役で多数参加されていました。
滑走路上での火災事故ならば訓練通りに行くでしょうが、
万が一、そこではない場所で起こったならば…
死者が出る重大航空機事故に遭遇する確率は約500万分の1以下だそうですが、
(オランダの航空機事故についての調査機関「Aviation Safety Network」より)
火災等の事故の発生は40万分の1で、若干上がります。
(大阪国際空港長の成沢さんのお話から)
パイロットの飲酒が報道されていましたが、
この訓練が本物にならないよう、航空機会社の万全の体制を願います。
※擱座とは 船舶等が浅瀬・暗礁等に乗り上げ動けなくなること。座礁。
戦車、車両などが破壊されて動けなくなること。
国語辞典には載っていなかったので、ネット辞書で調べました。
初めて聞く単語でした(無学でスミマセン)。