(冬空に向かって咲く、皇帝ダリア)
12月議会に、「幼児教育の施策に関する請願書」が提出され、
私の所属する文教福祉常任委員会に付託され、12月15日に審議されました。
内容は、
計画案を見直してほしい、
統廃合について小学校ごとに意見を聞いたり説明会を開催して欲しい、
というものでした。
伊丹市議会では、請願者が委員会で意見を述べることや
質問に答えることができません(他市の市議会ではそういう制度はあるが)。
私は、紹介議員となった議員に請願の目的や求める内容を質問しました。
紹介者となった会派でも、請願内容の理解に差があり、
見直して、いつ新たな計画案を出せばいいと思うか、という質問には
適当な時期、市民が十分に理解してから。
具体的にどのような計画を望むのか、については、
統廃合・無償化について白紙に戻し、一から計画を作る、だったり
ある程度の見直しが必要、だったりと、まちまち。
最後に、フォーラム伊丹と共産党は賛成の討論を
新政会と私は反対討論を行い、
賛成6、反対3で採択されました。
私の反対討論の要旨は、
「公立幼稚園の統廃合は、10年以上前からの課題で、
2度も学校教育審議会に諮問をし、答申ももらっている。
この10年間で就学前の児童数は2000人近く減少し、
答申で言われていた、1クラス20人程度、複数学級での運営が
できなくなっている。
今年は1クラス1桁の児童数しか集まらなかった園が3つある。
市は答申をベースにした取り組みを停滞させてきた。
市が統廃合をやる、といってゴールの年度を市民に示した以上、
白紙から見直し、統廃合の時期も無償化の時期も変更になるのは、
余計な混乱を招くことになる。
ゴールの平成32年度までにはまだ2年間ある。
これから幼稚園に子どもを通わせることになる保護者の意見を
十分に聞き、不安や課題の解決に向けて努力して欲しい。
よって、計画案の一からの見直しを求める請願には賛成できない」
12月25日の文教福祉常任委員協議会で、
見直しを加えた最終的な案が示されます。
1月13日(土)に、この案についての説明会が開催され、
1月臨時議会で、案に基づいた補正予算と条例案が提出されます。
補正予算(案)と条例(案)が否決されると、
伊丹市幼児教育推進計画(案)は破棄されることになりそうです。