3月議会にNPO法人みゅうみゅうさんが、
市内1万人あまり、市外4千人あまりの署名を添えて、議会に提出されていた
「野良猫の不妊去勢手術助成金制度創設を要望する請願書」が賛成多数で採択されました。
私たち「いたみ未来ネット」の会派は、
各自治体の助成のあり方を調べ、助成を止めた自治体からは聞き取り調査をし、
手術のみを行うことの効果がみられないこと、
助成制度の目的がはっきりしていないこと、
野良猫の不妊去勢手術に税金を投入することには市民の理解が得られない、
等の理由から反対しました。(反対は私たち2名だけでした)
討論を聞いていたNPO法人の方から、
誤解をしているようなので、説明したい、というので
4月3日にお目にかかって、お話を伺いました。
NPO法人は、市から野良猫の苦情などの相談事業を受託しているので、
毎日毎日、野良猫を何とかして欲しいと電話がかかってくるそうです。
その野良猫を捕まえて、一代限りの命として見守れるようにと、
と自費(何とかして欲しい、と訴えた市民の方も一部費用負担をするそうです)で
何百匹もの猫の手術をやってこられたそうです。
すぐには野良猫の数は減らないけれども、
その野良猫が子どもを産まないから、だんだんと減っていく。
だから、行政が責任をもって「環境美化」事業として
取り組んでいくべきだ、と話されました。
(芦屋浜の桜ねこ。住宅地から離れているので比較的管理が楽、
それでも、行くたびに子猫が増えています)
請願が採択されたのですから、市は実施に向けて取り組まなければなりません。
今年度中に制度ができるのかどうかはわかりませんが、
飼い猫に対する管理を徹底するなど、他の方法も併せて提案したいと思います。
(とある神社で見かけた野良猫たち、神社に飼われてるのかな?)