メインテーマ : 今、地方自治の危機に立ち向かう
歓迎のご挨拶をして下さった、堺市長さんです。
8月4、5日の両日、堺市役所議会棟で開催されました、
第100回近畿市民派議員 交流・学習会に参加しました。
1991年から始まったこの会は、25年間、3カ月に1回の開催で、
今回が記念すべき100回目。
政党や労働組合などの出身でない議員が集まって、
課題を持ち寄り、学習と意見交換と交流を行うというものです。
今回の題目の1つが男女共同参画について。
堺市の男女共同参画推進施策と「セーフシティプログラム」では、
前堺市市民人権局長が講演をしてくださいました。
男女平等参画社会基本法から16年経ったけれど、成果が伴っていないこと。
男性のおかれている状況を変えないことには、進まないこと、などをお話していただきました。
「セーフシティプログラム」とは、道路・公園などの「公的空間」での
女性や女児にたいするチカンや強制わいせつ、強姦などの性暴力を
防止、減少させる防犯モデルを構築するもので、
堺市は2013年12月に市長が参加表明をされたということです。
強姦、チカンなどの被害は、7割が見知った人からの被害であるために、
被害届が出されるのは、1割程度だといわれています。
被害を未然に防ぐために、
「寄り添いサポーター」や「提灯部隊による見回り」などをおこなっているそうです。
また、男女共同参画を進めるために、
就学前からのジェンダー教育では、保育士さんに頑張ってもらう、
高齢者にとっての男女共同参画、についても取り組んでいる、とか。
現在、伊丹市で改定版を作っている「行動計画」への参考になろうからと、
堺市の「さかい男女共同参画プラン」をいただいてまいりました。
堺市の計画は、前期5年めに入りますから、
このところの法律や政府の方針が反映されたものではないかもしれません。
「男女共同参画」という名前のある部署が独立して存在する、数少ない自治体として、
(大阪府下で2市のみ、伊丹市においては男女共同参画すらなくなって人権課でひとくくり)
しっかりした取り組みをされていますので、ぜひとも勉強させていただいて、
伊丹市で取り入れられるものは、取り入れられるよう、求めていきます。