あれから21年経ちました。
慰霊の集いを縮小するところもあれば、新たに始めるところもあります。
どこにいようと、気持ちは同じ。
皆、あの震災で犠牲になられた人たちを悼んで、
家族や大切な人を亡くされた人たちの21年を思って、
震災で受けた様々な困難を乗り越えている人たちの頑張りを思って、
祈りを捧げます。
午前5時46分 阪急伊丹駅前 震災の集いで黙祷
阪急伊丹駅北側に建つ 復興の碑
阪急伊丹駅前の復興に寄せて(碑文)
平成七年一月十七日未明、私たちは突如、
阪神・淡路大震災に襲われました。
亡くなった人二十三名、負傷した人二千七百余名。
多くの住宅や事業所、公共施設が壊れ、
阪急伊丹駅も崩落しました。
私たちは、総力をあげて震災復興に取り組み、
今、ここに、重点復興地域である
阪急伊丹駅前が新たに蘇りました。
あのいまわしい大震災の記憶を決して風化させることなく、
私たち市民一人ひとりが力を合わせ、
これからも安心して暮らせる、心豊かな伊丹のまちを
つくりあげていこうではありませんか。
この決意のあかしとして、ここに記念碑
を建立します。
平成十二年十一月二十一日
伊丹市長 松下 勉