大阪国際空港(伊丹市民は、いたみ空港、と呼びます)利用促進協議会主催のセミナーに参加してきました。
第一部は、今年大きな話題となった、三菱航空機株式会社の広報担当によるMRJの宣伝。
講師は、三菱航空機株式会社コーポレート本部、総務・広報グループリーダーの柳洋さん。
アメリカによって航空機の製造が制限されていた暗黒の時代を経て、やっと国産の飛行機が作れるようになった。
リージョナルジェット(RJ)の需要は大きく、製造しているメーカーは世界にブラジルと日本の2社。
需要に応えていけるか、という段階に有るのだけれども、16日のニュースでは販売が2018年以降にずれ込む事が判明。
第2部は、航空機産業は日本経済を牽引していくというお話。
講師は、東京大学 特任準教授 渋武容さん。
航空機輸送はGDPの3割増しで成長している。特にアジア地域での成長が大きい。
航空機に関する産業は、機体の設計、素材の開発、空港の運用、係る人たちの育成と幅広い。
今までバラバラだった産業を、ネットワーク化していくことで、日本の強みを見せることができる、というお話。
第3部は、大阪空港をどう活性化して、関西経済の発展に寄与させるか、と言うお話。
講師は、慶応義塾大学商学部教授の加藤一誠さん。
恩恵を受けるためには、それなりの受容も必要。
当面、離発着370便、AM7:00~PM9:00、国内便のみ、という「当面」の制限を地元から考え直させれば。
それが、「共生」を謳っている伊丹市ではないか(と私には聞こえました)、というお話。
伊丹空港は、関西空港と民間会社が一括運営することになっています。
「利益をあげる」という民間の発想で運営が進んでいくことでしょう。
私たちのような立場の者が言えることは、「伊丹市民の安全と安心かつ静穏な暮らしを守ることが第一」だと思っています。