今週は、月曜日、火曜日と一般質問が続き、通告者全員が質問を終えました。来週の常任委員会での質問に備えて、議案に関連する資料を集めたり、読んだり、質問をまとめたりしています。本会議開催中ですが、議会改革に関係した会議が複数回開かれ、落ち着かない日々となっています。
議会改革基本条例が、4月1日に施行されてましたが、前期(前の4年間)で積み残した課題をどのように検討していくか、話し合いを行っています。その中で、私が頭を悩ませているのが、会派についての問題です。議会基本条例では、「会派を組むことができる」とありますので、会派そのものは認められていますが、その会派の扱いが不公平だという意見が大勢です。具体的には次のようなことが言われています。
・2人会派でも8人会派でも1部屋あてがわれているのは、不公平
・2人会派でも8人会派でも代表質問の持ち時間が同じ(110分)なのは、小さい会派に有利
・2人会派だと4年の任期中に代表質問できる回数が平均4回/人(8人会派だと平均1回/人)
その結果、FM伊丹(年に2回放送されます)で名前が読み上げられる回数が多くて有利
・2人会派でも8人会派でも、議会運営員会や代表者会議に代表を出せるから、小さい会派ほど有利 など
一方で、会派が小さい(からだったかどうかは分かりませんが)と、正・副議長・監査の選出には話し合いにも入れてもらえなかったし、所属機関(農業委員やクリーンランド議会議員)や正副委員長のポストは、会派の人数割となっていますし、どの会議でも発言順位は会派の大きい順ですから、小さい会派はそれなりに貧しているという事実もあります。
伊丹市議会はこれまで、得票数や当選回数や会派の大きさにかかわらず、1人の議員として、1つの会派として尊重してきた、という伝統がありました。もちろん、伝統が現状にそぐわなければ変えていけばいいのです。しかし、会派の人数が2人だとダメで、3人ならいいというのも説得力に欠けます。
現在、2人会派は私たち「いたみ未来ネット」だけです。今まで通りでいいではないか、、というと自分たちのメリットだけを強調しているように思われてしまいます。過去にも、2人会派はいくつもありました。未来に2人会派が出てこないとも限りません。今回の判断で、会派は3人以上(あるいは4人以上?)とすることが、伊丹市議会にとっていいことなのかどうか、判断に困っています。