時間に余裕があるのをいいことに、あちこちと出かけております。
そんな時、なんだか山が黄色い、ということに気づきました。
竹林が黄色く枯れかけているのです。
調べてみると、竹に花が咲いて枯れてしまう、その時なのだそうです。
(見にくいですが、このもやもやしたものが花の塊。花自体は2ミリくらいの赤い花だそうです)
竹は、種類によって60年から120年に一回花を咲かせ、
花を咲かせるとその竹藪の竹は一斉に枯れてしまう。
咲いた花が実となり、2年後にまた新しい竹の赤ちゃんが生まれるそうです。
引き際の見事さに感動ものです。
(もう実になっています。竹はイネ科ですので、お米のような実です)
今年は西日本全体の竹林が黄色く染まっています。
竹の花はめったに咲かないので、竹の花が咲くのは不吉なことの前兆と言われているそうです。
竹が実をつけると鼠が大量発生し、ペストがまん延して死者が多く出た時代の名残が
言い伝えられているのかもしれません。
しかし、現代の世の中、不吉なことなんて常に世界中のどこかで起きています。
だから、全く気にする必要はありません。
それをきっかけに災害に対する備えができるならば、
注意を呼び掛けてくれるよい兆しかもしれません。
みなさんも、郊外へお出かけになったら竹林に目をやってみてください。
実のところ、私も初めて見ました。