レタスの畑です!
場所はビルの地下2階。
太陽は蛍光灯、土は水。
まず、タネを水に漬けて発芽させる、発芽したタネをスポンジに植える。
そこそこ大きくなったら、パレットに定植。約1カ月で収穫できるそうです。
ここで育てることができる野菜の種類は約24種類。
1年で12回の収穫が期待できます。
農業って、土を耕し、お日様と仲良くし、雨が降るのを祈りながら待つ、
そんなものだと思っていました。
これなら、砂漠でだって農業ができる。
天候不順による不作や放射能汚染も心配ない。
今はコストは別にして、農業の新しい形ができつつあるのですね。
場所は宝塚市逆瀬川。
宝塚市逆瀬川アピアの再再開発として
逆瀬川アートプロジェクトを結成。
産官学の協力で、テナントが撤退したビルに人を呼び込むための仕掛けとして、
ビルの中に農園を作り、それを市民に貸農園として提供しているのです。
同じフロアには、メディア図書館と産直市場。
ミスマッチの様な組み合わせが、未来を感じさせてくれます。
(仕掛け人の左が関学の畑先生、右が森久エンジニアリングの社長さん)
最近、新聞などで注目を浴びている取り組みなんです。
この日も取材が数組ありました。
畑先生曰く、みんな工場の方ばかり目が行くけど、
障害者の就労の場となっていることに気づいて欲しい、と。
せっせと通えない人たちのためにオプションで日々管理を代行、
その仕事をしょうがい者の方々がしてらっしゃるのです。
コストばかりに目が行く時代ですが、
コンセプトをしっかり持った実験も大切だと思います。