雨が降って、夏将軍もそろそろ退散?という時期になりました。寝ぼけた真夜中のセミの声に代わって、秋の虫の鳴き声が聞こえてきます。
先週はまだまだ盛夏、そんな中、県立こどもの館へ行ってきました。というのも、阪神版県立こどもの館を建設する計画がある、と新聞に報道されたからです。交通至便な伊丹なら、きっとたくさんの来訪者に恵まれるはず。汗を拭き拭き行ってまいりました。
県立こどもの館は姫路市の北部、桜山湖畔に約8万平方メートルの敷地にのびやかに建っています。建物のデザインは安藤忠雄氏。コンクリートの打ちっぱなしの建物に、子どもの好奇心をくすぐるつくりになっています。山と水の借景にグレイの現代風お城が見事にマッチ。外見も素晴らしければ、内容も素晴らしい。スタッフ約50人とボランティア約150人が展開する事業が県下から子どもと親を呼び、姫路駅からバス(1日に5本しか運行していない)で20分というロケーションにもかかわらず、日平均1000人を超える入場者でにぎわっているそうです。この大型児童館、平成元年の建設にもかかわらず、私は今回がはじめての訪問でした。ああ、もっと早く知っていれば、子どもを連れていったのに・・・
ってなわけで、もっと阪神間からも利用者が増えるように、阪神間にこどもの館を創ろうって話が今もりあがりつつあります。姫路の大型児童館ほどはなくとも、公共交通の便にいいところに、子育て支援、子育て支援者の支援、子育て広場のひろば、そして今まさに忘れ去られようとしている昔遊びや体験が三世代交流を通してできる、そんな場をイメージしていると聞きました。こんな施設、伊丹市にできたらいいなあ、伊丹に来てほしいなあ、と心から思いました。ね、みなさんもそう思いませんか?候補地はズバリあそこでしょう。