とある関係から、小橋かおるさんが後援されている「ピース・グローブ」コンサートに行ってきました。イラク戦争に心を痛めた小橋かおるさんが詠んだ短歌集「花と爆弾」に、心打たれた田中ルミ子さんというシンガーがメロディをつけた。それを歌って聞かせてくださいました。
田中ルミ子さんは広島の出身。広島・長崎を2度と繰り返さない、という思いだけでなく、原爆の前の広島はこんなにきれいな街だった、それを知ってほしくて歌っている、とも話されていました。
小橋さんや田中さんや、主催のハッピー幸一さんたちが、平和の連鎖を作っていて、それがどんどんと広がっているのだなあ、と感じました。彼らが好きで彼らの呼びかけで集まった人たち。誰もが戦争がだめだと知っている。でも、それを強く訴える勇気がなかったり機会がなかったりする。こんな素敵なコンサートに集うことだけで、その思いをよりいっそう強くしたり、仲間がこんなにたくさんいたりすることを実感することができるのです。愛にあふれた平和運動、でしょうか。
62年前の戦争体験を聞いて、日本ではもうありえないから平和運動はナンセンス、それよりも国際貢献を、と言う人がいます。でも、日本が支援しているアメリカの砲弾で、クラスター爆弾で、劣化ウラン弾で死んでいく子どもたちが人々がいることは紛れもない事実なんです。それをしっかりと見て、訴える、この地球上から戦争が無くなり、暴力の連鎖がなくなるように、と訴える小橋かおるさんの愛に圧倒された一晩でした。