7月30日の朝日新聞の記事にびっくりしました。
お隣の川西市の記事です。
(朝日新聞7月30日朝刊)***
入園予定の幼稚園が廃園になる1家族2人の3歳児の通園のために、
川西市が全額公費でタクシーを借り上げることを決めた。29日の市議会で、
この費用約230万円を含む補正予算を賛成多数で可決した。
出席者の3分の1近い7人の市議は、公平性に疑義があると反対した。
市によると、市立清和台幼稚園を来年3月末で廃園する方針になり、
こども2人の来春の入園を考えていた保護者が別の市立こども園への
9月からの通園を希望。区外からの通園は保護者が自家用車などで
送迎しているが、この保護者は「運転に不安がある」などと訴えた。
市は9月から来年3月まで1日あたり1万7700円、130日分
の予算を計上した。
29日の市議会では、このこども園への通園を園区外として
断念した保護者も複数いることなどから「公平性、公正性、透明性に
疑義がある」として、この支出を除く修正案を共産などの一部議員が
提出したが、市案が可決された。
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という内容のものです。
個人の困りごとに市が寄り添う予算をつけるのは、
とてもいいことだと思いますが、
その予算には公平性や継続性が無ければなりません。
他にも希望者がいたら同じようにタクシー通園を認めるのか?
毎年毎年、「車での通園に不安がある」保護者を募って、
全ての保護者にタクシー代を公費で負担できるのか、
自家用車で通園させている保護者の、車関係の費用負担は?
バスという代替案を検討したのか?
などなど。
そのご家族に何か個別な理由があったのかもしれません、
また市域が広く、公共交通機関を利用できない地域かもしれません。
また、今年の市長選挙への影響を考えたのかも知れません。
この記事を参考にして、伊丹市でも同様の要望が出てくると思います。