天神川の決壊による水害で、被害に遭われた皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。
伊丹市によりますと、
床上浸水 1件
床下浸水 11件
の被害が、5月8日午後3時時点で報告されています。
(一番被害の大きかった直下のお宅)
5月6日にバラ公園に行った時に工事現場を見ていましたので、
「天神川、越水」という市からの連絡があった時に、
あの箇所だ!と判断しました。
5月8日の午後、現場を見てきました。
堤防が決壊という報道がありましたが、
工事個所の土嚢が崩れて、川の水が流れ出した、
という言い方が正しいと思います。
天神川は、天井川で下を道路が走っています
(戦時中に線路が敷かれていた場所を市道とした)。
道幅4メートル未満のために、
県の河川改修と合わせてトンネルを拡幅する工事を
行っている最中でした。
河川の護岸をコンクリート補強するために、
仮の河川を作り、本流の堤防を改修するという、
かなり難しい工事だと聞いていました。
仮の河川を造るための土嚢と仮の護岸が
強度不足のために崩れたものと思われるそうです。
大雨で川の水量が増えて越水したとか、
既存の堤防そのものが崩れたわけではありません。
この時期に時間降水量30ミリの大雨が降ることはめったにないけれど、
最悪を想定しての工法が必要だったのでは、と考えます。
(赤い箇所が土嚢が崩れた場所、黒い線を水が流れた)
今後、護岸改修工事が完了するまでに、
大雨が降らない保証はありません。
住民の皆さんが安心できるような対策を
強く求めてまいります。