(総合教育センターと建設中の新庁舎西棟)
総合教育センターから配布していただいている
伊丹市立総合教育センターだより「時計台」2021年6月号に
ちょっと気になる記事がありました。
昨年度の不登校児童生徒数が前年度に比べて、大幅に増えたのだとか。
小学校での不登校児は、58人から109人へと1.88倍に。
(総児童数に占める割合は、1.0%)
中学校での不登校生は、138人から207人へと1.5倍に。
(総生徒数に占める割合は、4.2%)
不登校になる理由はいろいろありますが、
上記の不登校児童生徒の約80%が、
不安等による情緒混乱や無気力などの「本人に起因するもの」に分類されるそうです。
昨年は、3月から一斉休校となり、
新学期には緊急事態宣言と、子どもたちも混乱したことでしょう。
それが、不登校のきっかけになったとすれば、政治の責任は重いです。
もっとも、感染を心配して、こどもを学校にやりたくない、
その親の気持ちを汲んで、感染するかもしれないから、行きたくない、
という子どもさんもいらっしゃるのかもしれませんが。
現在も緊急事態宣言が発令中ではありますが、
昨年とは違って、感染対策のとり方がおおよそわかってきたので、
できる限り「学びを止めない」よう、工夫配慮されていることは、
こどもにとってはとてもいいことだと思います。
学校に行くことだけがいいことでも、
不登校の解決が学校へ戻る事だけとも、考えませんが、
伊丹市では、子どもの居場所で学校以外を見つけることは、
ハードルも高く、学校に行かないことのデメリットも大きいと思います。
今年度は、今まで通りとはいかなくても、
子ども達にとって、良い教育環境を整えていくことが、
私たち大人の責務です。
6月7日から始まる6月議会では、
木下教育長による教育方針の説明があります。
コロナ禍でどのような教育を目指していくのか、
関心をお寄せください。
市議会のインターネット中継で傍聴ができます。
(藤原市長による、再選後初めての所信表明もあります!)