学校給食の滞納率を下げる1つの方法が、
給食費の公会計化です(と思います)。
税金と同じように、市の会計に組み入れて、
銀行引き落としを基本とし、コンビニ収納も可。
未払いの督促も学校ではなく、市(自治体)が行うものです。
公会計化が全国的には進んでいないという記事に、ちょっとびっくり!
伊丹市の場合、公会計化されたのは、平成28年(中学校は29年)からです。
滞納率は、3%~4%で、各クラス1~2人という割合になっています。
滞納の理由も、銀行残高がたまたま無かった、という方がほとんどですが、
「義務教育だから、給食費も無料だ!」という保護者もまれにはいるようです。
「貧しいから給食費が払えない」という家庭には、
「就学援助制度」というものがあり、給食費が減免されます
(その他、学用品、入学準備品の援助もしてくれます)。
伊丹市の制度利用率は15%くらい、
6人~7人に1人が利用している計算になります(H31.決算報告より)。
このような制度があるにもかかわらず、お金が無いから滞納している、
と言う家庭があることは事実。
就学援助制度そのものを知らない、学校からお知らせが来ても読まない、
お知らせに書いてあることがそもそも理解できない、
という保護者がいらっしゃることが原因の1つと聞いています。
公会計になったらからと、滞納がゼロになるわけではありませんが、
新聞記事にあるように、先生の負担は確実に減ります。