(「思いがけない妊娠SOS」のカード)
6月議会の個人質問のもう1つのテーマはDV。
ステイホームで、DVや10代の思いがけない妊娠が増えている、という報道を受けて。
①伊丹市内でDVは増えているのか?
メールやSNSでの相談はやらないのか?
<答弁>
相談件数は例年と同じ程度。
DVで夫から逃げている人が定額給付金を個別で受給したい、という相談が60件。
純粋にDV被害の相談は減っている計算になる。
メールやSNSは匿名性が高く、
なりすまし相談で被害者の避難先を聞き出すことも考えられるため、やってこなかった。
国の事業を検証し、伊丹市でも導入するかどうか検討したい。
<ばんこの考え>
緊急事態宣言が終わったのに、経済は戻らない、仕事がない、
ということで、後の方が事態は深刻になるかもしれません。
男女共同参画センター「ここいろ」でも相談を受け付けています。
分かるように窓口紹介をして欲しいですね。
メール、SNS相談は、敷居が低くなります。
一時避難などは当然面接相談が必要です。
②10代の「思いがけない妊娠」ついては、市では相談窓口がない。
県が対応しているのなら、せめて市のHPにリンクを貼るとか、
県の作成しているカードをトイレ等に置くとかできないものか。
学校の性教育が実態に合っていないのではないか?
<答弁>
リンクは貼ってあったが、分かりやすいところに貼るようにする。
県からカードをもらって、市役所や保健センターの女子トイレに置いている。
性教育は、中学生では性行為はいけないというスタンスで、教えている。
安易な避妊方法などは教えていない。
性行為に走らないよう、心の安定に取り組んでいる。
<ばんこの考え>
上の画像のような、名刺サイズのカードが置いてありますが、
ショッピングモールやカラオケ店など若い人が行きそうな場所にぜひ!
統計によると、10代の人口中絶は約1万5千人。
悲しい結果にならないように、きちんとした性教育が必要です。
③市が今年3月に策定した
「第3期 伊丹市配偶者等からの暴力対策基本計画」では、
民間シェルターと連携する、と書かれている。どう連携しているのか?
<答弁>
一時避難の場合は、市の相談センターから県の婦人相談所に繋ぎ、
そこで措置される(同意の上だが)。
必要があれば、民間シェルターの情報提供も行っている。
<ばんこの考え>
県の一時避難施設は、携帯を取り上げられる、規律の厳しさなどから、
被害女性の中では人気がなく(特に若い人には)、
民間シェルターに直接相談に来て、避難するケースが多いと聞きます。
ただ、県や市の相談センターを通さない場合は、シェルターの負担が大きく、
シェルターの持ち出しとなり、運営費の多くを寄付に頼らざるを得ません。
市や県との委託契約があると、民間シェルターは安定した運営ができます。
兵庫県には民間シェルターはたった1つ、女性の味方として頑張って欲しいです。