(昨年の7月6日の猪名川の様子、サッカー場、野球場が冠水しました)
今年も大雨による被害が出始めています。
鹿児島市では市内全域、27万世帯、59万人に避難勧告が出されました。
その勧告を受けて、59万人全員が避難行動をとり、指定された避難所に行ったら、
どうなるのでしょうか?
道路は渋滞し、受け入れる避難所では入りきれずに混乱が起きるのでは。
避難とは、自分のいる状況から判断するのがいいのだろう、と考えます。
マンションの3階以上に住んでいるなら、
そのマンションが大きな川や山や崖から離れているなら、
わざわざ避難することは無いのでは、と考えます。
また、お一人暮らしなら、知り合いや親族の住んでいるところが安全なら、
そこに行くことも避難行動です。
先日、災害時のトイレ問題を取り上げた研修会があり、参加してきました。
多くの人が集まる避難所では、トイレの問題が一番深刻であると言われます。
体育館が避難所になれば、少ないトイレはすぐに詰まり、使えなくなる、
仮設トイレは和式が多く、段差もあるために、高齢者や車いすでは利用できないこと、
そもそも仮設トイレは工事現場仕様になっていること、など。
避難所生活をトイレ中心に考える必要があることは、納得できました。
また、地震などで自宅避難している場合もトイレが使えなくなることが多く、
簡易トイレキットや吸水シートの備蓄が必須だ、という提案もありました。
私もモチロン、食料備蓄に加えて、自宅に用意しています。
昨年のような被害が出ないことを願い、
それぞれが自助の工夫をされることを願います。