報告会で出た意見、
なぜ50歳代の人口が少ないのか、全国的な傾向なのか?
でした。
で、伊丹市の人口分布グラフ
40歳代と60歳代を結んだ点よりも50歳代の人口は下回っています。
全国と比較すると、
全国的にみても、50歳代は少ないことが分かります。
ただ、60歳代の回復が伊丹市では弱いことが分かります。
伊丹市と全国のグラフを重ねてみると、
20歳までの人口は日本全体よりも多く、40歳代は大幅に多い。
ただ、50歳代の人口の凹みは全国並みではあるけれども、
60歳代の人口が少なく、高齢人口も若干少ない、という傾向です。
では、なぜ50歳代、60歳代の人口が少ないのか。
50歳代は、「ひのえうま」の年を含んでおり、出生数が少なかった、
それが、伊丹市でも日本全体でも人口に表れている、と思われます。
60歳代人口の回復が、伊丹市では見られないのは、
某企業が廃止になり、労働者が伊丹市外へ仕事を求めて転出、あるいは勤務地替え
となったと考えられます。
伊丹市でも他の自治体でも、転入促進を狙って、
子育て支援に力をいれ、こども医療費無償化、2,3世代同居促進、
などを打ち出し、やっきになっています。
子どもが小さいうちは、伊丹市に住み、小中に上がる頃に転出、
という声を聞かなくもありません。
働ける職場があることは、自治体の魅力ではないでしょうか。
市内に働ける場所があるか、若い世代の労働力が求められているのか、
女性が働きやすい企業が多くあるのか。
今年の研究のテーマは、市内企業における労働者の実態と雇用とニーズです。
(グラフに用いた数字は、国、市の人口統計調査の数値です)