今日は、クリーンランド議会で、大阪湾の埋め立て地を視察しました。
大阪万博の誘致先として注目されている夢洲の先、
大阪南港から5キロほど沖合に、ゴミの埋めて地があります。
近畿2府4県、168市町村と港湾管理者4団体が共同出資をし、運営しています。
これを「大阪湾フェニックス計画」といいます。
豊中市伊丹市クリーンランドの焼却炉で燃やされたゴミの灰(処分灰)は、
トラックに積み込まれ、大阪湾にある受入基地に運び込まれ、
待ちうけている船に直接積み込みます。船で沖合まで運ばれた焼却灰は、
埋立地でショベルカーで陸揚げされ、再びトラックに積み込まれて処分地に投下されます。
護岸で囲まれた処分地は、灰が投下されるたびに埋め立てられ、中の水は、
浄化施設できれいな水に変えられ、海に戻されます。
(護岸に横付けされた船から灰をすくい上げ、トラックに積み込んでいく)
(約1500トンを積み込む船、1日に3~4回運ばれる)
(埋立地の水を浄化する、排水処理施設-船です)
この埋立地は、平成21年から受入を開始し、現在28%程度が埋まっているとの事。
最近では、ゴミの再資源化やゴミの減量化が進み、埋立のペースは落ちていますが、
この埋立地も、平成39年(12年後)には、満タンになるそうです。
土地神話が盛んだったころは、ゴミで新な土地を生みだす、錬金術のような事業だったそうです。
この先、埋立地の価値や利用方法がどのようになるかは不明ですが、
やはり「ゴミ」の最終処分地は、海になるだろう、ということでした。