私立、公立と数日の差はあれ、高校の入学式が行われました。新1年生の皆さんは、新しい制服に身を包み、期待と不安でいっぱいの日々を送っておられることでしょう。多分、大多数の生徒さんが生まれて初めての受験を経験し、辛い日々を過ごしてやっと春を迎えられたのですね。思い切り高校生活を楽しんでいただきたいと思います。
公立高校の合格発表があった日に、受験生の保護者の方からこんな話を伺いました。
中学3年生の進路が決まる時期は、進路先によってまちまち。最後が本命の公立高校。卒業式の後にあるのは、何とかならないものですかねえ。3月19日にならないと、ほっとできないんですよ。私立を受けていない子で不合格だったら、そこからまた進路先を探さないといけないし。高校の予備登校も、中学校を卒業したのに、中学校の制服を着ていかないといけないし・・・ 公立だめで私学だと、お金の算段も・・・
確かに、中学3年生の進路が決まる時期はばらばらです。
一番 私学の推薦入試で、3年生の12月に決まるところが多いようです
二番 私学の一般入試で、試験日は2月10日ごろ、発表が2月12日ごろ、専願ならここで決まり
三番 公立の推薦入学、特色選抜、連携型、多部制Ⅰ期で、試験が2月14日、発表が2月19日
最後 公立の一般入試で、試験が3月12日、発表が3月19日
となっています。(あくまでも参考です、私学の推薦、専願は各学校に問い合わせてください)
兵庫県では、過去の経緯から私立学校の数が多く、公立高校と共存するために開門率(公立高等学校に入学する生徒の数)を決めていて、現在では60%を下回っていると思います(4年間議員でなかったので、詳細は分かりません。)ということは、半数近い中学3年生は私学にいかなければならないということ。次々に進路が決定するクラスメイトを横目に、最終目標の公立入試までウチの子は頑張れない、という保護者さんは、最初から私学を選ぶこともあるそうです。
チャンスは多い方がいいとは思いますが、進路決定の時期がある程度狭めることはできないものかなあ、と思います。特に公立高校の一般入試はもっと早くてもいいように思います。