香る秋の木といえは、金木犀ですね。
あちこちの生垣に植えられています。9月も半ばになり、冷え込んだ朝に漂う香りに本格的な秋の訪れを実感することがあります。
金木犀の開花スイッチは、温度と日照時間だと言われています。今年の金木犀は、9月の台風の後に1回香り、10月の台風の後にもまた香りました。9月の開花は日照時間のスイッチが、10月の開花は温度のスイッチが入ったのでしょうか?2回香るようになったのは、最近の事のように思います。
中国のお酒に桂花珍酒というものがあります。白ワインに金木犀の花を3年漬けこんで作る甘いお酒です。中国では、金木犀のことを桂花というそうです。金木犀で有名な桂林では、金木犀が2回咲くと言われていますが、日本でも2回咲くようになったのは、なぜなんでしょうか?わかりません。
金木犀に似た木で、ギンモクセイという木があります。別名ヒイラギモクセイともいいます。葉っぱがヒイラギのようにギザギザになっていますが、棘はありません。花は、金木犀と同じ形で色は白です。香りは、優しい香りです。
ヒイラギと金木犀のハイブリッドらしいですが、ヒイラギと違うところは実がならないことです。ヒイラギの開花時期は11月から12月です、香りはギンモクセイと同じような香りです。
お近くで、金木犀、ギンモクセイ、ヒイラギを探して見られてはいかがでしょう。