いよいよ衆議院が解散となって、選挙がおこなわれることとなりましたね。
14日の党首討論では、腹をくくった野田ノ山に軍配があがりましたが、震災からの復興も、デフレ経済からの回復も社会保障制度の改革も、全くできていない、「決められない政治」は、ただ民主党だけのせいでもないでしょう。
前回の選挙で疲弊した自民党に嫌気が差し、政権交代とマニフェストに期待して投票した、他でもない「選挙民」の責任でもあるのではないでしょうか。
で、総選挙になりました。でも、立候補してくる顔ぶれは今政治の世界にいる人たちとほとんどかわらないと考えられます。新勢力が台頭してきていますが、その中身や候補者に期待したいところですが、その判断材料も多くありません。またまた、新しいものへの期待票が集まることととなれば、政権交代の二の舞が繰り返されるだけかも知れません。
今回の総選挙は、国民にとって、非常に不幸な選挙です。だって、「選べない!」んですから。でも、選ばなければなりません。
その時に、何を判断基準にするか?
○○政党だから、知り合いに頼まれたから、組合の推薦だから、地元に道路をつくってくれたから、よく盆踊りに来てくれているから、そんなものではダメでしょう。
でも、選ばなければならないとしたら。
時間はありませんが、候補者やその出身政党とじっくり意見交換すること、候補者や政党のウソに騙されないようにすることが大事だと思います。消費税増税法案に賛成したかどうか、脱原発(依存)をどう考えているか、社会保障制度についてはどういう意見をもっているか、一人の政治家として日本の未来を託せるかどうかを見極めることが大事だと思います。
そして、投票したその人が当選したら、その後もしっかりと監視していく。投票する義務と投票した責任、それを実行していくことが日本の民主主義を育てていくのではないですか。