市議会に傍聴にきてくださる皆さんにお渡しする「議会要覧」と「議会のあらまし」の冊子が更新されました。
今の伊丹市議会、本会議は事前に行政側に質問原稿を渡し、答弁原稿をもらってそれを読む、といういうことになっています。やらせ、とか学芸会とか言われます。しかし、一方で本会議という公式の場で、きちんとした決意や対応の原資をとることは大切なことだと思います。きちんとした答弁がもらえないときには、通告なしにガチンコで質問を続けます。質問の内容も、市民生活に直結したものでなければ、わざわざ議場に傍聴に行こう、とは思っていただけないでしょうね。
本会議と違って、常任委員会はどんな質問が出るのか、どんな答弁が出るのかわからないので、結構緊張感のあるやり取りがかわされますので、本会議より委員会を傍聴されることをお勧めします。
市民のみなさんが直接市議会に意見を届ける機会には、「請願」と「陳情」があります(市議会へ行こう!にも書かれています)。「請願」は、内容により4つの常任委員会のどれかで審査されますが、「陳情」は議員にコピーが配られるだけで、審査も全くありません。「請願」には紹介議員が必要ですが、「陳情」には必要がありませんが、議員の紹介のあるなしで、対応が大きく異なるのです。
すべての市議会で「請願」と「陳情」の対応ににこのような大きな違いがあるのではなく、陳情であっても委員会できちんと審査する市議会もあります。また、請願や陳情を出した市民が委員会で直接意見を述べる機会を設ける市議会も増えています(宝塚市、尼崎市など)。
伊丹市議会も、より市民に近い議会となるよう、改革していきたいと思っています。