連休明けの今日は、「ヒメボタルの会」のミーティング。
午後は、神戸アイライト協会を訪問しました。
目的は、視覚障がい者のための「訪問歩行訓練」について、歩行訓練士の方のお話を直接聞くことです。
視覚障がいの方の9割が中途失明ということで、最近は糖尿病による失明も多いということです。突然視力が失われてしまったら、本を読んだり、パソコンを使ったりができなくなり、情報源がなくなります。と、同時に歩く足があるのに、外出できなくなり、仕事を持っていた人だったら、職を失うことになります。
ガイドヘルプなしで歩けるようになると、社会復帰への第1歩となるということで、歩行訓練の必要性は今後ますます高まるというお話でした。
視覚障がいの方にとっての白杖は、「私は目がよくみえません」という周りの人に対するアピールと、「目」の2つの役割があります。その白杖を「目」にする訓練が歩行訓練です。
平成19年度までは、この歩行訓練を受けるのに県から補助がありましたが、今は市町村が独自で補助制度をもっているそうですが、伊丹市にはありません。何とか伊丹市でも受け皿を作るよう、取り組んでいただきたいと思っています。
中途失明は、誰にでも起こる可能性があります。自分がそうなったときに、歩行訓練というメニューがあれば、社会復帰の可能性も高くなるというものではないでしょうか。