12月8日は、戦争と平和に関係の深い日です。無謀な真珠湾攻撃を仕掛けたのが、1941年。アメリカのマンハッタンで、ダコタハウスから出かけようとしていたジョン・レノンが熱狂的なファンに射殺されたのが、1980年の今日。あれからもう26年も経ってしまったんですね。ジョン・レノンが歌った「イマジン」は今や、反戦平和のシンボルになっているけれど、「想像してみて、国は存在しないって 難しくないよ そのために殺したり死ぬことないよ 宗教もない 想像してみて、平和な人生を」と歌った彼は、今のこの世界を想像できたでしょうか?アメリカは世界各地で戦火の火種を撒き散らし、日本は「国」を強調した新教育基本法を制定しようとしていることを。
でも、救いはアメリカにも良心があるということ、いいえ、良心を持った人がたくさんいるということです。「イラク戦争は間違っていた、イラクから撤兵しなければ」と大統領に進言する人たちがいるということ。そして、核保有国のイギリスでも核放棄議論が出ているということ。ああ、地に落ちているのは、日本だけなのかな。いいえ、そうではないよ、核保有議論に反対する長崎・広島の市民の声もある、教育基本法改悪反対の抗議行動で、国会議事堂前には3500人が集まっています。兵庫から行った友人もいます。すべてが報道されないだけなんです。
報道が無視できない程に広げていく努力が、今私たちに必要なんです。教基法の強行採決が15日に予定されてはいますが、がんばりましょう。