鉄骨が複層階に組みあがってきました。
作業がどんどんと進んでいきます。
で、どんどんと進んでいないのが、
令和3年度一般会計予算審査特別委員会。
審査予定は3日なのに、まるで予備日使って当然のような議事進行。
予算審査特別委員会は、予算を審査する場です。
委員長が委員会の冒頭で述べるように
「すでに説明が終わっていますので、質疑を行う」ものです。
質疑とは、自分の意見や要望を述べることではなく、
予算にこんな疑問点があるので、説明してもらうことです。
その説明を聞いた上で予算に反対するか賛成するかの参考にします。
地方議会研究会発行の「議会運営の実際」によると、質疑のマナーとして
①的を得た質疑をすること。
議題(今回なら予算)外の質問をしたり、ピントのはずれた質疑をして
答弁者を困らせ、時間のむだづかいをしてはならない。
②わかりやすい質疑をすること。
自分だけわかればよいというのではなく、会議員全員を代表して質疑している、
というような気持ちが欲しい。
③同じことを何度も質疑しないこと。
自分の主張を提議者が受け入れ、気に入る答弁をするまで、
しつように答弁を求めてはならない。
などと書かれています。
昭和60年発行のガイドブックですので、
もう時代遅れなのでしょうか?
国会の予算委員会を見ていても、
伊丹市議会の委員会と変わりがないように見えます。
マナーやルールや審議時間を守るよりも、
「私が私が党が」、「要望します、要望します、要望します」と発言するのが、
市民の求める議員のトレンドなのでしょうか?