鉄筋を組む作業は、手作業なんですね。
たくさんの鉄筋工の方々が働いてくださっています。
上から順に、西側からの現場の様子です。
3枚を横に並べると、全体がよく分かります。
市長選挙の争点に、庁舎建設の一時中断が上がっています。
もし中止を訴える候補者が当選したら、
お仕事されている方々も仕事がなくなりますし、
建設会社から多額の違約金を請求されることになります。
国の補助金や有利な財源も使えなくなって、
数十億円の損失になる、と行政側の答弁にもありました。
これを、庁舎建設を進めたいための答弁と取るか、
しごく当たり前のことと取るか。
市職員のために奇麗な庁舎を建てるのが目的ではなく、
そもそも伊丹市の庁舎は耐震性に欠けていることが理由です。
阪神淡路大震災の後の平成7年に耐震診断を行った際に、
最低で必要とされる強度の4割しかないことが分かっていました。
また、その4割も設計当初の図面から割り出したもので、
阪神淡路大震災の影響は加味されていません。
熊本大地震の際、宇土市役所庁舎が大きな被害を受け、
対策本部も設置できず、行政手続きもできなかったことから、
国は、耐震性の劣る庁舎の建て替えに有利な財源と
省エネルギー建築物に対しての補助金を用意しました。
伊丹市はそれを活用して、今回の建て替えに踏み切りました。
私としては、強度が無いことを長年放置するのは問題だと主張してきました。
建築中に地震がきたらどうするのだ?同じことだろう?
とおっしゃる方もいらっしゃいますが、
決めた以上、速やかに工事を進めるのが
市民や職員の安全のために最善だと思っています。