当初予算の議決がまだなので、あくまでも議決されれば、ですが
荒牧トンネルが拡幅され、令和4年度中には使えるようになります。
狭いトンネルの前後には2車線の市道が付いているのですが、
トンネルは1車線の狭さ。
このトンネルはもともとは鉄道用のトンネルだったんです!
戦時中に川西市加茂にあった軍の施設に資材を送るために、
JR中山寺駅から引き込み線が敷設されていました。
戦時中ですから、一刻も早く敷設するために、
最短距離である、ここ天神川をぶち抜いて造ったのでしょうか。
もっとも鉄道は、1945年初めに建設され、
同じ年の10月には撤去されたそうです。
残っていれば、北部の交通が便利だったかもしれませんね。
という事は、トンネルの天井は、川底。
天井川という地形です。
天井川とは川床(川の底)が周辺の平面地より高い川のことを言いますが、
このトンネルは天井川の特徴を一目で教えてくれます。
今回の拡幅工事は、県の河川改修工事に併せて行われます。
予測できない水害にも対応できるよう、改修をお願いしたいです。