(あらたふと青葉若葉の日の光 - ばせお)
39県が緊急事態宣言解除となり、
兵庫県でも飲食店の営業時間が延長になるなど、
徐々に社会活動が戻りつつあります。
学校の休業もあと2週間。
休業中の学習支援や、休校が解除になった後の学校の在り方について、
会派として教育委員会の職員さんから現状について伺い、
子どもたちの学びを遅らせないよう、要望しました。
・オンライン学習について
笹中・天中・西中では試行的に実施している。
課題の提示(プリント配布)、進み具合の確認など家庭学習を支援している
・パソコンもタブレットもネット環境もない家庭への対応は?
「GIGAスクール構想」の前倒しで、伊丹市では今年度中に1万5千台のタブレットを
購入する予定(全国一斉なので、モノがあるかどうか、年内は難しい?)。
ネット環境の無い家庭には、ルーターを貸し出す(通信料は家庭もち?)
家庭学習にも利用できるよう持ち帰る前提で、スペックを検討。
・今すぐにでもオンライン学習はできないのか
各家庭でのネット環境アンケートはこれからなので、
全ての児童生徒に新学年用のプリントを冊子として配布。
5月7日からは、新学年4月の授業の動画もスタートしている。
ちなみに、小1算数のページビューは約1400件
(一人1回とすれば、ほぼ全員に当たる数)
・授業が再開しても登校したくない児童生徒があると思われる、
オンライン学習と実際の授業と並行してできないのか?
感染の危険を避けるために登校しない児童生徒は、出席停止扱いとし、
欠席にはカウントしない。
ただ、オンライン学習を出席したことにはできない。
また、双方向のオンライン学習システムが確立できているわけではなく、
あくまでもオンライン学習は家庭で学習するための補助ツールと考える。
・感染防止の対策は?
非接触タイプの体温計を各校園1~2個購入。
微酸性電解水装置を小中校園整備。
もし学校で感染者が出た場合、当該学校のみ2週間休業する。
・夏休みも授業をおこなうのか?
学習指導要領では、最低授業数は35週となっている。
伊丹市の授業計画は、206日、41週とやや余裕をもって策定している。
4,5月の休校で7週が不足するので、授業は最大でも34週しか取れない。
ある程度、夏休みの短縮もやむを得ないと考えている。
夏休みに授業を行うとなると、窓を開けてエアコンを使うことになるが、
エアコンの効きの悪い学校もあるので、対策を考えたい。
・幼稚園も夏休みは短くなるのか?
幼稚園は39週を下回ってはいけない、となっているが、
特別な事情のある場合は39週以下でも構わない。
夏休みはちゃんと設ける予定。
・学校が始まったら、給食もすぐに始めて欲しいが
新学期ということで、まずアレルギー調査が必要。
文科省から感染症対策として、
配膳の時の感染リスクを減らすために、個包装給食にできないか、
おかずの量を減らせないか、と言われている(通達?指示?)
それを受けて検討する必要があるし、
食材の調達も明日から、というわけにもいかない。
献立も考え直さなければならないので、開始まで時間がかかる。
夏休みも修学旅行も運動会も遠足も無し、では可哀そうです。
文科省からは、学習内容の次年度への移行や17か月学年、
という話も聞こえてきます。
どうなるのか、不安でいっぱいの子どもたちが安心して学び、遊べるよう、
大人がしっかりしないといけません。
私たちもできる限りの応援をしてい参ります。