1月26日、午前10時上町断層帯のずれが大規模な地震を引き起こし、
伊丹市は震度7、という想定の下で避難訓練が行われました。
(プロパン式の炊き出し釜を持っている中学校給食センター)
中学校給食センターの炊き出しの訓練を見ようと向かう途中で
屋外スピーカーから「地震です、これは訓練です」のアナウンスが。
自転車から降り、一人シェイクアウト訓練を実行。
給食センターでは、すでに炊き出しを終え、発送する段階で、
屋外調理の様子を見ることはできませんでした
(雨の心配があり、屋内調理に切り替えたとか)。
自転車を駆り、神津小学校へ。
神津小学校では、橋が落ちて孤立したという想定での訓練でした。
神津小学校区へ向かうは、猪名川に3つの橋が架かっているのですが、
軍行橋しか使用できなくなったという想定です。
子どもから大人まで、たくさんの方がご参加されていました。
神津小学校には、こういうケースを想定して、
容量100㎥の耐震貯水槽が整備されています。
貯水槽に繋がるバルブがある蓋を開け、開栓し蛇口に繋ぐのは市の職員。
配布されたバッグに水を入れ、背負って運ぶ訓練も行われました。
(ふたをあけるとバルブがあります)
(蛇口に繋ぎます)
(満杯で4ℓほど入れることができます)
(災害井戸訓練、トイレなどに使います。飲めません)
その後はスポーツセンターへ。
私より先に出た「避難者」は、まだセンターに到着していません。
災害時には車よりも自転車の方がフットワークが軽いかもしれません。
(福祉避難所、畳や段ボールベッドを配置しています)
(油圧カッター、体験で軽い力で切ることができるとわかりました)
(連合婦人会は自衛隊と協力して炊き出し訓練、カレーをいただきました)
(日本レスキュー協会の救助犬による、被害者の発見訓練)
(ほぼすべての市職員が訓練に参加、お疲れさまでした、市長の終わりのご挨拶)
残念だったのは、市議会が訓練に参加していないこと。
伊丹市議会では、2018年に伊丹市議会災害対応要領を作り、
大災害の時には、伊丹市の災害対策本部と連携して情報収集等を行う、
と決めました。
業務継続計画(BCP)を作っている市議会でも、
災害の時は議員は個々に電話してきたり、自分の地域の要望を持ってきたりと、
動いてもらったら迷惑だ、と、職員から厳しい指摘があったとか。
だからこそ、総合防災訓練に市議会議員も参加して(見学ではなく)、
市議会としての動き方を確認すべきだと、考えます。