伊丹市には古い慣習が残っているなあ、と思うことがよくあります。
その1つが、年末の「火の用心」の夜回り。
拍子木を手に、「火の用心、カチカチ、マッチ一本火事の元!」
と言いながら、町内を歩く年末行事。
これが、各自治会でしっかりと残っているのです。
年末警戒の提灯も夜回りも、私が子どもの頃には経験がありません。
西台自治会の夜回りは、28日。
例年では、子どもたちを中心に大人が付き添って回っていたのですが、
今年は、役員のなり手不足でこども会が休止中。
どなたでもご参加をお願いします、と回覧が回りましたが、
集まったのは、役員さんと区長さんのみ。
子どもたちは、インフルエンザの流行もあったようで、
誰一人参加してもらえず、寂しい夜回りとなりました。
昔の子どもたちが、ちょっと老人ぽい声で元気よく声を挙げました。
今の子どもの親は忙しくて、こども会活動どころではないんですね、
という声が、夜回り後の反省会で出ました。
何も子どもの保護者が役員をやらなければならないわけでもありません。
「こども応援団」でも「こども部」でも構わないから、
自治会で子どもたちのためにできることを何かやりたいですね、
と提案させていただきました。
時間のある大人が子どもたちのために何か活動すれば、
子どもも保護者も喜んで参加してくれるかもしれません。
来年の新な取り組みに期待したいです。