8月のとある日、漁港で見かけた新しい漁船。
大漁旗が風に大きく膨らんで、船が揺れているようです。
聞けば、代替わりの新造船とのこと。
大漁旗は、全国の取引先から送られたお祝いだとか。
この船は、日本周辺の海で漁をし、
近くの漁港に水揚げし、取引先に引き渡しを繰り返すという、
「沖合漁業」に携わっておられます。
北へ北へと水揚げする漁港を移し、青森か北海道で太平洋へ出、
千葉沖辺りまで行って反対周りでまた漁をしながら戻ってきます。
遠洋漁業のように遠くには出かけませんが、
一度出港すると数か月間は漁を続けます。
第28光洋丸は8月の末にこの港を出て、戻ってくるのは年末です。
この船が主船で、5隻の船で船団を組み、全体の乗組員は、50名余。
日本の食卓に上るアジ、サバ、サンマ、イワシ、エビ、カニなどを獲ります。
海洋資源の減少が大きな心配ごとだとおっしゃる船長さん。
今はどこの漁港にいらっしゃるのでしょうか。
これからは台風の季節です。
ご無事に大漁で戻ってくださいね。
ちなみに、この新造船のお値段は14~15億円、
30年~40年働いてくれるそうです。