文教福祉常任委員会に付託された、条例の審議が今回の山場となり、
1月31日と予備日の2月5日の2日間にわたって開かれました。
「議案第2号 伊丹市幼児教育の推進に関する条例の制定について」
この条例では、何歳からを幼児教育とするか、どのようにそれを進めていくのか、
行政や保護者や地域住民の責務な何か、そして、
・幼稚園の再編を行う(統廃合)
・保護者の教育費の負担を軽減する(無償化)
を定めています。
私の質疑は、
公立幼稚園の子どもだけが「幼小連携」や「まちづくり」の対象であっていいのか、
再編を行うなら、小学校単位でその学校に通う子どもたちの小学校への接続を考えるべき、
と意見を述べました。
それについては、子どもの立場ですすめていく、という答弁がありました。
3歳児保育希望者が全員が入れるようにすべきでは、
新しくできる認定こども園の設計に、教員や地域の声を反映することがよい、
などについては、それなりに、前向きの答弁をいただくことができました。
他の議員からは、
保護者の責務の点では、「愛情をもって子に対する幼児期の教育に努める・・・」の
「愛情をもって」という部分で質疑が出ました。
「必ずしも愛情をもった親ばかりではない」「行政から愛情を持つことを押し付けるのか」
などという批判が噴出しました。
再編の点では、時期尚早、土地は売るな、市民の声が納得いくまで進めるな、
という意見が繰り返し上がりましたが、
全会一致で、この条例は可決となりました。