飯能市 - タブレット端末の導入について
(説明は、議員と事務局の方々が議場で行ってくださいました)
飯能市は全国で一番早く、議会でタブレット端末を導入した。
きっかけは、東日本大震災。市を挙げて紙の節減に取り組む中、議会でもできることはないかと。
全議員協議会で示される、年間で厚さ15cmにも上る紙の資料を
タブレット端末で読み出すデータにすることで、紙の節約になると取り組みを始めた。
議場にも委員会室にも持ち込む。本会議や委員会の席上でも、
会派議員同士でメールのやり取りもできるし、ネットを使って資料の検索もできる。
忙しい議長に決済を求める時も、資料が瞬時に送れる。
いつでも、どこでも使えるブリーフケースとしての機能と通信機能をフル活用している。
という内容。
伊丹市議会では、全議員の控え室にノートパソコンが貸与され、
庁内LANに接続しているので、インターネット環境は整っているし、
庁内からの連絡や議会事務局からの連絡も紙の資料と平行してメールで届きます。
このような環境は、他市にはめったになく、逆に珍しがられます。
ただ、インターネットでどんなサイトを見ているかは、市の情報管理室で管理されていますし、
見てはいけないサイト(投資、ショッピングなど)も、職員同様に規制されます。
セキュリティーの関係から、数年内に庁内LANから切り離されることが決まっており、
その際に、パソコンではなくタブレット端末に変更になる可能性は多いにあります。
タブレット端末の導入が単に紙の節約だけならば、現在のPCでも取り組める部分はあるし、
タブレットを利用している議員も多いので、全員に配布する必要は必ずしもないかも。
PCを議場や委員会室で使いたい、タブレット端末を持ち込みたい、から取り組むのではなく、
タブレット端末を議員が持つことで、議員活動や議会がどう良くなって、
そのことで市民福祉がどう良くなるのか、の検討が何よりも必要です。