市内の小中学校にエアコンが整備されたことで、
尼崎市は、夏休みの短縮に踏み切りました。
伊丹市は、50年ほど前から小中学校のエアコンは完備されています。
同様の取り組みについて、予算委員会で質問をしましたところ、以下のやり取りがありました。
<高塚>大阪市とかで、エアコンがついたことで、学校で勉強できる環境になったので、夏休みを遅くから始めるとか早く切り上げるということで、夏季休業の期間を短くしている地方自治体が結構見受けられるんですね。伊丹の中学校においても1週間ぐらい早く夏休みが終わると思うんですけれども、先ほどでも加配教員による学力の底上げということで、夏季休暇も利用しながらというお話が出ていたんですけれども、小学校についても夏休みを1週間おくらせて始めるとか、あるいは1週間早目に切り上げるとかということで学力向上の対応ができると考えるんですけども、小学校サイドではどのようにお考えか、ちょっとお聞かせ願えますか。
<教育長>教育課程の編成自体は権限は学校長にあります。学校長にありまして、校長会のほうから小学校部会の中で教育課程の編成が非常に苦しいから、例えば夏休みを前倒ししていついつから始めますということの意思統一がなされた段階で、中学校は何年か前からそのように実施しているというようなことで、小学校につきましては、教育課程の消化にまだ現在ゆとりがあるというようなことから、小学校のほうからは、校長会のほうからはそういう声を聞いておりませんので、まだそのような対応はしてないというようなところでございます。
<高塚>担任なりの学校の先生が無理だったら、例えば土曜学習みたいなものを夏休み中にちょっと集中して行うとか、学校開放とかプール開放を7月いっぱいはやるとかして、子供たちが学校を中心にして自主学習ができるような環境があれば、夏休み明けの授業も楽だと思うんです。それは教員だけではなくって、他の人の力をかりて行っていったらいいなと思っているんですけれども、そういう可能性はいかがですか。
<学校教育部長>夏季休業を使って子供たちの学習をということについては、全体の教育課程を通してということではなくて、今、既にもうどの学校でも夏休みに入ってから子供たちを集めて、勉強がわかりにくかった子等にそれぞれ個別の対応といいますか、それぞれ個別で夏季の勉強会といいますか、学習会なんかを行っているとこです。その学習会や、またあわせて、プール開放とおっしゃってますが、そういうことなんかもやってますので、結局、全体を来させてというところは今はまだ考えてはいませんが、先ほどの学力向上支援教員等も使いながら、夏季の学習補充なんかは今後またしていけるかと思っております。
尼崎市の動向を受けて、伊丹市でも取り組むのでしょうか。
小学校では、そのような声が上がっていない、ということですが。