仕事を終え、いつもの時間にいつものように塚口駅で神戸線から乗り換え、伊丹線へ。あれ?いつも止まっているはずの電車がいない。遅れているのかなあ。
5分待ち、10分待っても電車はきません。するとアナウンスが。稲野駅で車両故障のために伊丹線で電車が止まっているとのこと。珍しいこともあるもんだ、ま、そのうち来るだろうと待っておりました。
大阪方面から乗り換える人、神戸方面から乗り換える人でみるみるうちにホームがいっぱいになりました。その間、しばらくお待ちください、のアナウンスが流れるばかり。
20分ほどたったころ、故障車両を移動させますので、振替輸送を行います、JR線をご利用ください、とのアナウンスが入りました。
?JR線? 阪急塚口駅からJR塚口までは結構あります。JR伊丹駅で降りてもまた、阪急伊丹駅まで歩いて戻らなければならないので、歩いて帰ることにしました。阪急伊丹駅と塚口駅は直線距離で1.5キロメートル。歩いても、大したことは無いだろう、と歩き出しましたが、やはり、真夏のこと。夕方とはいえど、汗は出る出る。結局35分かけて自宅に到着しました。途中、のろのろと走る電車を目撃。
帰宅してから、ネットで検索すると、故障車両は塚口駅までのろのろと戻り、ポイントを切り替えて神戸線に逆送で入り、そこから西宮北口にある車両基地までのろのろと運ばれていったとのこと。そのため、神戸線にも遅れが生じ、午後8時まではダイヤにも乱れが出たとのことでした。
残念、神戸線を逆送する電車を見ておけばよかった。
しかし、伊丹線の振り替え輸送がJRというのは、あまりに不便。なぜ伊丹市バスを使わないのかしら。伊丹駅から塚口駅まで、伊丹線と並行するように走っています。市バスをご利用ください、と言ってくれれば、私も市バスを使ったのに。(梅田駅から伊丹駅までの切符を買っているのに、前途運賃が無効になったうえに、市バス代を払うのが癪だったようで、歩く人は少なくありませんでした)
阪急に問い合わせると、振替輸送は鉄道間で取り決めしているようで、バスを振替輸送の手段にしているのは、阪急では京都線の1区間だけとのことでした。
20分も待ったうえにJRへの振り替え輸送では、例えば、保育所のお迎え時間に間に合わない人もいたのではないでしょうか。阪急伊丹線も伊丹市バスも共に伊丹市民の足。帰宅時間だったからそれほど混乱にもならなかったでしょうが、出勤時間だったらJRへの振り替えにはブーイングもの。たった1.5キロとはいえ、無くてはならない路線です。これを機会に、ぜひとも市バスとの振り替えを検討してもらいたいと思います。
伊丹市バスに振り替え輸送を受け入れる余力があるかどうかわかりませんので、私の勝手な思いですが。