下水道料金の値上げは、
・18年間値上げをしてこなかった
・値上げ幅を引き下げるために一般会計から4億円仕送りしてもらった
・18パーセントは妥当だ
という理由で、賛成多数で決定されたものです。
ここに、どんな根拠があるのでしょうか?
下水道料金の大幅値上げに反対する理由は、
1.収益的収支が赤字を出さないための値上げ幅は平成23年から26年の3年間で約5億円。それに対して、今回の値上げは総額12億円。黒字が出るほどの値上げ幅は理解できない。
2.値上げを放置してきたことによっておこった平成21年22年の赤字を値上げに含むのはおかしい。過去の赤字をこれからの人が払うのは責任の所在としておかしい。一般会計からの補助を4億円とし、今後の収支不足のみをカバーすべき。
3.今回の値上げの最大の問題は、資産維持費を料金に含んだこと。資産維持費を使用料に含むと減価償却費との二重取りになる。下水道料金の総括原価に資産維持費を含むべきではない。
資産維持費という考え方は総務省が示したもので、これからは市民生活に必要な建物のお金は国の補助をあてにしないで自前で用意しなさい、という意味があります。下水道料金にこの考え方を入れている自治体は阪神間にはどこにもありません。
現に、下水道会計は黒字会計となっています。
公共料金で黒字にする必要はありません。